ブンデスリーガ2024-2025 第28節 ザンクトパウリvsボルシアMG

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スコア

スコア:1-1(前半0-1)
ザンクトパウリ:1-3-4-1-2
ボルシアMG:1-4-2-3-1(守備時:1-5-4-1、1-7-2-1)

板倉選手がいるボルシア視点で見てみる。

前半

ザンクトパウリの組織的な守備の前にボールをつなぐことが出来ない。GKから前線まで全部のラインが距離が遠すぎるし、ボールが動いているときにパスコースが作れておらず、アプローチ受けた選手が詰まってしまい、とりあえずロングボール蹴って絡めとられる、もしくは中間ポジションの相手選手にインターセプトされてカウンターと常に押し込まれて苦しい展開。

攻め込まれたときにCMFがDFラインに吸収されたり、DFラインの真ん前に立ってしまって厚みを作れず、スカスカな中盤を使われてしまっているのを何とかしないとならんのでは。

中盤いないからカウンターをするにもFWに当てた後のフォローがおらず単独突破で何とかしてくれ状態。それでもCFWがポストプレーで時間作ってくれるので、OMFと2~3枚で相手ゴール前まで運べてるから、そういう戦法なのかな。

わざと相手を引き込んで裏を取るみたいな。

ただ、FWが空いてGKまでボール取りに行ってたりしてるところ見ると、意思統一されていないような気もする。引くのか前から当たるのかはっきりした方がよいかなと思われ。

そんな押し込まれた状態からラストプレーのコーナーキックで板倉のモンスターヘッド(英語実況が言ってた)が炸裂。相手DFのマークが緩くてあっさりフリーになれたところではあるんだけど、味方がジャンプした上を越してきたボールにしっかり合わせていたので、非常に芸術点の高いヘッドだったかと。

後半はこのまましのいで行けるか?ライン上げてDFラインから前線までをコンパクトにするか、引きこもり戦法でカウンター狙いで行くか・・・。結構危ないシーンもあったので、引きこもってもいいけど、3ラインしっかり作ってもう少し組織的に守るようにした方が安心するんだけど。

後半

立ち上がりはコンパクト意識して前からプレッシャーかけて行き、後半は前から行くぞ!的な気合を感じたんだけど、やっぱり中盤が空いていて相手に中間ポジション取られて縦パス通されるとDFラインが下がる→押し込まれるの展開に。

DFラインにCMFが一枚入るのは決まりなんだろうね。4バックから5バックにして1-5-4-1でゴール前を固めて守る約束事なんだろう。ただ、PA前にスペースがぽっかり空くのがどうも気になる。

とはいえ、板倉を中心にDFラインとGKが何とか踏ん張って耐えに耐える。相手のシュートミスとかにも助けられつつ何とかやり過ごせるかなと思った矢先、ずっと開いていたPA前から一発撃ちこまれて同点に。

DFラインもPAに押し込まれてしまってラインを上げられず、CMFもラインに同化して7枚と数はそろっていたが、アウトにかかったシュートをゴール正面から打たれたらGKもノーチャンス。残念無念。

攻撃もカウンター頼みで1,2回くらいはチャンスあったけど、まともに攻められず勢いづいた相手に更に防戦一方に。それでも逆転ゴールは許さず1-1ドローに運よく持ち込めた。

全体通して

順位表確認したら15位対6位の対決だったんだけど、ゲーム内容は順位を全く反映しておらず、順位逆じゃね?と思ってしまった。降格圏から早く離れたいチームと、ヨーロッパが見えているチームでは残留の方がモチベーションになるんかなぁ。

ボルシアMGは普段どうやって勝ってるんだろうか。ちょっと勝ち筋の見えないゲームだったなぁ。ゴールキック含めたビルドアップの狙いが全く見えず、CFWに当てて何とかしてくれ作戦な感じ。これだけで6位ってことは無いだろうから、普段と違う何かが今日の試合にはあるんだろうきっと。

守備時にDFライン5枚にするのは最近のトレンドみたいだけど、その前のMFのラインを整備しないとこの先も同じやられ方するんじゃないかなぁ。次回は攻撃も守備もどうなっているのかちょっと楽しみかも。