GAIANT Escape R3で支笏湖へ!

GAIANT Escape R3で支笏湖へ!

とある日、天気も良く風も吹かず、絶好の自転車日和だったので、念願だった支笏湖への自転車旅を決行する。

本来はパンク修理キットや予備チューブ、空気入れの携帯が必須だが、今までパンクした事無かったので大丈夫だろうと高を括って出発。これが後々悲劇になる。

持ち物、格好

持ち物はお腹すいてもいい様に、ウィダーインゼリーのパチモノのエネルギー版とビタミン版を1個ずつ、ドリンクに水500mlを2本にツルハドラッグのトロフィーを混ぜておく。

水分補給+アミノ酸補給で頑張る。

格好はヘルメット+ランニング用シャツ+8部丈パンツ。8部丈のは薄い素材で出来ていて、涼しい感じなのでいいチョイスだろうと思ったのだけれど、これも結構なダメチョイスで後々大変になる。

出発

朝食にはバナナ一本とコーヒー一杯。いつも通りの朝食を済ます。これといって特別なものは食べなかった。

準備が出来たところで出発。時刻は8時10分。レッツゴー。

自宅〜セイコーマートしばはら店

とりあえず目指すは芸術の森。その近辺にコンビニが数件ありそこで一旦休もうというプランで出発。

札幌ドームの横の福住・桑園通の坂を上り西岡へ行き、更に進んで平岸通にぶつかったら、左手に曲がって沿線沿いを南へ進む。

国道453号にぶつかったら今度は453号を進む。ひたすら進むと右手に芸術の森が見えてきたらもう少し進むとセイコーマートしばはら店が見えてくる。

今回はここで一旦休憩。小腹が空いたので助六寿司を買って食べる。トイレもお借りしてこれからのアタックに備える。

セイコーマートしばはら店
セイコーマートしばはら店

支笏湖への山登り開始

後はひたすら国道453号線を進む。突き進む。

キツイ。キツすぎる。アタックしたのを軽く後悔しながら進む。これが出来れば今後の人生、辛い事なんてそんなに無いだろうなんて思いながら。

途中、ロードに乗った方にあっという間に抜かれ、やはりロードか・・・とクロスバイクからロードへ浮気したくなったが、どノーマルのGIANTでも登って見せると頑張って漕ぐ。

札幌からの距離16キロ、20キロ、24キロと4キロ刻みで看板が出てくるが、この看板が出てくると大体坂道になってかなりしんどい。特に16キロ、20キロあたりはかなり心折れそうになった。でも頑張る。

頑張りたいがパンツのチョイスを思いっきり間違ってしまい、膝に纏わりついて邪魔ったらしい事この上ない。素材は涼しくていいのだが、登り坂で漕ぐたびに膝に張り付き余計に力を込めないと足が上がらず、無駄に体力を奪われていく。

虫に刺されない様にとか日焼け避けにいいだろうと長めのパンツにしたのが間違いだった。アタックする時は膝が出るものか、立体裁断で膝が動きやすいズボンを選ぼう。

なんとか心を励まして漕ぎに漕いだが、26キロあたりで心が折れた。あのコーナーを曲がったらきっと下り坂だろう、なんて思いながらいくつものコーナーを曲がってもずっと続く上り。

ついに耐えきれなくなり自転車を押して歩く。元々の目標は自転車で完走ではなく、支笏湖に行く事なのでこれでいいのだ。うんうん。

途中の川で河岸にテント貼ってキャンプしている人がいた。あんなところに車持ってけるんだなぁ。そしてテントも張れるんだ。すごいなぁ。

恵庭市のカントリーサイン
恵庭市のカントリーサイン

下りは何て気持ちの良い、しかし危険もいっぱい

なんとか上り切り、後はひたすら下りというところまで来る。やった!上り切ったよー。途中歩いたけど。でもいいのだ、ここからはひたすら下りだー!

下りはかなりのスピードが出て結構スリルがある。というか正直怖かった。だが汗まみれの体にひたすら当たる風が気持ち良すぎてスピードを緩めずガンガン降る。

降る、降る、降る・・・と途中パン!という大きな音がした。まぁまたいつもの様に小石かなんか踏んだ音だろう。

しかし小枝やらなんやら色々と落ちていて結構おっかないな。滑らない様にだけ気をつけよう。

支笏湖の看板だ!愛車のGIANT EscapeR3とパチリ
支笏湖の看板だ!愛車のGIANT EscapeR3とパチリ
千歳のカントリーサイン。支笏湖まで後少し。
千歳のカントリーサイン。支笏湖まで後少し。
来たぞ支笏湖!
来たぞ支笏湖!

と、ひたすら支笏湖を目指して降っていると、遂に支笏湖が見えた!記念に一枚パチリ。

さぁ次はポロピナイでヒメマスを食べよう。再出発だ!と思ったらなんか自転車が変。後輪が・・・パンクしている。おいおいマジかよ。クロスバイク初パンクが今かよ。

さっきのパンという音は枝踏んでさらにパンクの音だったのか・・・?これはかなり迷う。

ちょうど中間点で札幌戻るにも千歳出るにも距離的にはほぼ変わらず、札幌戻るには今降ってきた坂をひたすら登らなければならず、千歳行くには平坦な道をひたすら漕がなければならず・・・。

悩んだ挙句千歳を目指す事に。パンクしてずるずる滑る後輪で坂を登れる気がしない。平坦な道ならまだ何とか行けるかな、と。

あーあ、ポロピナイでヒメマス食べたかったよー。

支笏湖温泉街

パンクした後輪を回しながら温泉街を目指して漕ぐ。空気の入っていない自転車の何て重たい事。空気大事。予備チューブもっと大事。

自分の慢心が招いた事だけに悔やんでも悔やみきれない。ひたすら漕ぎまくる。

途中、支笏湖温泉街のビジターセンターによって、空気入れを借りる。ガシガシ空気を入れるがすぐ抜ける。・・・やっぱりパンクか。

気合入れるため兼エネルギー補給でソフトクリームを食べる。何やらマツコの知らない世界だかで取り上げられたとか。うん、美味しい。

さぁ、千歳まで一路頑張ろ〜。

車道から中島をパチリ。支笏湖はいつ見ても心が躍る。
車道から中島をパチリ。支笏湖はいつ見ても心が躍る。パンクしてなければ。
支笏湖ビジターセンター付近のカラス。物怖じしない。
支笏湖ビジターセンター付近のカラス。物怖じしない。
支笏湖ビジターセンター付近のお店でソフトクリームを食べる。マツコも絶賛したらしい。
支笏湖ビジターセンター付近のお店でソフトクリームを食べる。マツコも絶賛したらしい。

千歳でパンク修理、が

何とか千歳に到着して、市内の自転車屋さんに駆け込む。すみません、パンク直してもらえませんか・・・。

30分ほどしてパンク修理が完了。そしてその場で修理キット、チューブを購入。これで今度からの長旅は安心できるぜ!とホクホク顔に。

空気入れは自宅に小型の安いやつがあるのでそれを使う事にするため、今回は見送り。そしてこれがまた悲劇を生む事に・・・。ほんとついていない時はダメだね。

何やかやで疲れたので、家帰ってゆっくりしようという事で札幌目指して国道36号線をひたすら進む。

千歳から恵庭に入り、恵庭から島松、北広島に入り、大曲まできて札幌まで後少し、という所でまた後輪が滑り出す。

何で?上りを登っている途中でずりずりしだす。・・・これはまたパンクか?

安全なところまで移動してタイヤを見てみる。

本日2度目のパンク・・・。
本日2度目のパンク・・・。

バッチリパンクしてるわ。何でよ。今回は何の音も無く、特段何かを踏んだりした訳でもないのに、いきなりパンク。とほほ。空気入れ買っておけば直せたのだろうか。

あまりに何なので、千歳で直してもらった系列店が札幌にもあるので、途中の自転車屋には目もくれずひたすら漕いで漕いで漕いで系列店まで持っていく。

カクカクシカジカと状況を説明したところ、千歳のお店にも確認をとってくれて、徹底的に調べてくれて原因を見つけてくれた。

どうやら小さいガラス片がタイヤに埋まっていて、それを取りきれず再パンクしてしまったらしい。工賃、材料費は負担してくれた。ありがたや。

帰宅

再度直してもらった後、またパンクしないだろうかとビクビクしながら家路を帰る。いつもより慎重に、段差を超えるのも降りるのもスピードをかなり落とし、絶対にパンクさせない様に進む。

何とか家に着く。いやはや、トラブル2連ちゃんでゆっくりサイクリングという風にはならなかったけれど、色々な経験が出来て楽しくはあった。

非常に辛かったけど。

教訓として、パンクはいつでも誰でも起こるので、修理できる様になっておこう、予備も1つじゃ無くて二つはあったほうが良い。というところか。

そして体力には余裕を持たせ、最悪安全な場所まで行ってから家族や友人にピックアップしてもらう事も検討するべし。

今回は完走できなかったが、次回は完走というかトラブル無く支笏湖を楽しめる様に、修理キットを準備して再アタックしたいなぁ。

しかし、そのためにはまずホイール変えて走行性能アップしようかな。タイヤを変えるというのもあるのか。パンクしづらい且つ走行性能アップというのはタイヤがいいのか・・・。

いやいや、ノーマルのGAIANT EscapeR3で行ってこそではないのか・・・うーん、悩みはつきませんなぁ。